占星術ネタ・スクエアが示す「役割」
占星術の天体図で、天体同士が90度の角度を取ると「スクエア」と表現され
一般的にはあまり良い意味とされない事が多いです。
このアスペクトは直進車に対して直角に車が直進してきてぶつかった状態、と表現されることもあります。
この状態でぶつかった2台の車は、お互いのエネルギーのぶつかり合いによって、
行きたかった方向に直進する事はできず、思わぬ方向に方向転換させられますよね。
スクエアとはこのような突発事故のような、強制的な方向転換、という意味で捉えられ
あまり良い意味では考えられません。
が、こういう経験をするからこその学びが当然、そこにあります。
その経験から、自分が持つ問題点や改善するべき何かが浮き彫りになることもあるでしょう。
同じような経験を申したくない、と思って改善策を考えるのかもしれませんし
その出来事を引きおこした自分が持つ問題に向き合うかもしれません。
実際にスクエアは
・新しい力を持つチャンス
・困難や障害を自分の力で克服する
・魂の願いの具現化には、この経験が必要
・欠点を引き出す
・問題を解決する能力が高まる
と、いうメリットもあります。
そこで、考えたんですが
このスクエアが示す課題を乗り越えると、そこでの経験や学びを使って
同じ問題で悩んでいる人のサポートが出来るんじゃないか、と。
別の言い方をすれば、そこでの学び、その人らしい乗り越え方こそが「使命」「役割」につながるんじゃないか、と。
私の場合は私のネイタルの太陽と火星、天王星と金星がそれぞれスクエアです。
ここから読み取れるのは
自分が生まれて来た理由、目的、内なる喜びから目をそらさずに、そこに忠実に生きることが、魂の原動力であり
そこでの経験が自分を社会で思い切り役立てる方法。
しかし、どうしても他人主導の生き方、相手に与えることを選択しがちなので、どう自分の喜び、自分が喜ぶことを選択する事に意識を向け続けるか、が課題。
そして、そこで重要なのは直感力と、自分にとっての真理を掴むこと。
自分の中にある「自分だけが持つ何か」を「自分とは全く違う誰かだけが持つ何か」を一緒にして出来たものを、よりよい社会のために使う方法を模索する。
しかし、自己価値に対してとても制限を持っているので、相手に何を提示したらいいのかが分からなくなる傾向がある。
なので、自分の自己価値を確立することが大切。
そこで必要となるのが、相手を通じて自分自身を最大に高める手法。
自分の事だからかもしれませんが、書いてて「ああ、確かに」と思いました。
でも、逆に言えば「それでよかったんだ」と感じた、というか
ここをもっと追及していけば良いんだなっていうか。
私自身、自分の価値が分からなくて右往左往した時期が長く
自分がどう生きたら良いのか分からなくて、色んな人に助言を求めたり
誰かの言いなりになったりする時期もありました。
気づいたら他人軸100%になっていて
自分が誰かも分からない、自分が何のために生まれたのかも分からない
このままだったら、自分が生きてたことも、どこにも残らないまま「消える」んだ、と思ったことがあります。
すると、急に怖くなり
自分が生きた痕跡をどこかに残したい、そのためには、痕跡となる何かを見つけなきゃ、と思ったんだと思います。
そして、そのための方法を考えたり、試したりし続けて現在に至ります。
今になると、あんなふうに考えたり、悩んだり
他人軸になったのも意味があったんだな、と思います。
私たち一人一人、誰でも辛かったり苦しい経験はするものです。
そこに真っ向から向き合うのは、なかなか勇気がいりますが
そこに向き合い、そこから自分が何をしたいのかを知り、学びきり、乗り越えることで
その経験が誰かのために役に立つんだと思います。
自分の出生図のスクエアを形成する天体を乗り越えると役割や使命に気づける、という視点で見てみるのも面白いと思います。