Lokahi-a-kulike 

助け合いから生まれる調和、その世界のために。

軌道修正は放っておいても起こるか?

「何事も、放っておいても、その人に必要ならば、宇宙は勝手に物事を起こしてくれる」

という考えを信じている人は、今も居るようです。

 

人間の「他者(自分以外の存在)によって、簡単に、楽して、あっという間に幸せになりたい」という怠け癖は本当に、いたるところで問題を起こしていて

その結果「宇宙が勝手にどうにかしてくれる」という考えを、本気で受け入れては

自分から何もせずにいる人が居ますし

その怠け癖に寄生して、増長させては人の成長を止める(止めるだけならいいですが、人生を破壊させる)ような集団、場、導き手(のような存在)も山の様に居ます

 

他人にが100%出来もしない「ブロック解除」「潜在意識の書き換え」とか

~~だけを信じればいいとか

答えは~~だ

明確な理論もない高次元だ

リアルな方法も無いままの許せばいい、手放せばいい

ご縁があるなら必ず一緒になれる

などと言う存在、人、団体は本当に要注意です。

 

※ただ一番最後については、その二人が一緒になることが、この次元上昇に必要であれば、その流れは作り出しますが、気づいたら一緒になんていうことはなく

向きあわされる、傷を穿り返される、というような現実に向き合わされるという荒療治を経験させられます。

 

冥王星は破壊と再生を司り、主に自分や身近な人と共に作り上げてきた自分を一旦破壊し、全く違う人物に再生させ、社会に出すという働きがあります。

人間一人一人に与えられた共通の目的が「地球の次元上昇」なので、そのための前段階を担うのが冥王星

 

ただ、この過程は勝手に行われることはなく、その人自身の魂が「今までの自分を超える」と覚悟を決めた時に初めて、冥王星の働きを受け入れられるわけです。

 

勝手に冥王星によって破壊され、再生され、全てが終るなんて事はありません。

自らの意志によって自分自身をぶち壊し、粉々になった自分を見つめ直し、その上で自分の魂が生きたい自分の為に必要なカケラを集めて、自分を再度作る必要があるからです。

自分の傷が生み出すコンフォートゾーンにも書きましたが、このコンフォートゾーンから抜け出す覚悟を持った時に初めて、冥王星の恩恵に気づけるのです。

 

クライアントさんからよく「変わりたいけど、怖い」「ここから抜け出したいけど、不安」という声を聞きますが

そう思っているうちは、何も変わる事は出来ません。

だからと言って、外側の人間にどうする事も出来ない。

 

特に、私のような立場の人間は、クライアントさんにどれだけお金を積まれても、何時間予約を入れられても、どれだけ罵詈雑言を投げつけられても

本人に変わる気(今の自分を破壊し、今のコンフォートゾーンから抜け出すという決意が無い限り)が無い限り、何もできません。

 

「変わりたい」と思うなら

その人に出来るのは、徹底的に今いる場所を味わい尽くし、どれだけ自分が選んでいるこの場所が、自分にとってUncomfortableか??を痛感することです。

自分が自分のために選んだ場所に自ら絶望することです。

 

変わりたいという趣旨でご依頼を受けますが、本当に変化を自ら起こす方はごく一部です。

古い自分にしがみ付き、どれだけ破壊的エネルギーを提供しても弾き返す人もいれば

途中までうまく行ったのに、最後のお試しに負けて、古い自分に戻る人もいます。

魂レベルでは変わりたいけど、エゴの自分(プライドが)現実に対応できずに諦める人もいます。

 

正直、私自身、ご依頼をいただきながが実際に話してみたり

カウンセリングを重ねるごとに、深いレベルで変化を拒否している方が居ることが分かることがあります。

変わりたい人、変わりたくない人の違いで決定的なのは

変わりたいと思っている人は「自分の為に変わりたい」と思っていて

変わりたくない人は「~~のために変わりたい」と思っている、ということ

 

例え話で言えば

前者は「彼と一緒になるために自分を変える」と言いますが

後者は「自分が変われば彼と一緒になれるから」と言います

この微妙な違い、伝わるでしょうか?

前者は能動的で掴み取ろうとする意志がありますが、後者は何かをすれば恩恵があるはず、という受動的なんです。

 

ここをどうするか?は本人次第ですね。

私にはどうする事も出来ませんから。

 

ただ、その人が本当に魂が揺さぶられるような相手と出会ったり

その相手に出会う事を決めていたり

自分の魂を最大限に生かすんだ、という深い何かが起これば、後者も前者にスッと変化します。

が、こればかりも本気で幸せになりたいんだ、という思いが無いと

それらの出会いともありません・・・

 

結局、どこからどう掘り下げても、自分の決意一つって話です。