Lokahi-a-kulike 

助け合いから生まれる調和、その世界のために。

成長の臨界点に到達した時に、初めて変化が起こせる

カウンセリングを通じて、色んな女性から

「現実を変えたい」

「この人生を終わらせたい」

「新しい人生を始めたい」という言葉を聞きます。

 

しかし、実際にライフ・チューニングの方法を伝えても「分からない、出来ない」と言って実践しない

もしくは、やってみたが続けない(数日やって止める)という方は多いです。

 

なぜ、このような事が起こるのか?

その理由は「今の現実に心底、嫌気がさしていない」「行き詰っていない」からです。

言い方を変えれば「ぶっちゃけ、現状に対して困っていない」自分が居る。

 

今の自分が起こせる成長の臨界点に達していない。

なので、今の現状を変えたい気持ちはあるけど

行動に起こすだけの原動力(心底嫌気がさしている状態)が無い。

(なので、簡単に変われる方法を探し求めるんだと思います)

 

ライフ・チューニングは残念ながら万人向けではありません。

誰でも簡単にいつでも行える、そんなものでは無く

自分自身の人生に心底嫌気がさして「もう嫌だ」「もう今の自分には現実を変える手立てはない」と腹の底から言えた時に、初めて必要となる方法であり

そうなった時にやっと本気で取り組める方法です。

 

現実的に「どん底を経験しました」と言える人が経験しているどん底って、たかが知れてるんですよね。

確かに辛い経験をしたかもしれない。

が、話を聞いてるとまだ、その人の内側に余裕がある。

そして、どこか、その辛い経験に酔っている自分が居たり

「私はこんなに辛いんだから、当然、誰か助けてくれるんでしょ?」という横柄な態度で居たり。

結局、その辛い経験に対してまだまだ余力がある。

 

本当にどん底を経験した人は「こんな人生は嫌だ、変えてやる」と、その人生を変えるために動き出している。

 

この差が確実にあるわけです。

どん底を本気で経験した人は、そのどん底の経験が過去になっていて

今の瞬間は、未来に向かって歩みだしている。

まだ現実に対して余力がある人は、いろんな理由をつけては「今いる場所」に居続ける。

この差は本当に大きい。

 

現実に対して、心底嫌気が出したり、限界だ、無理だと本気で思った時

人は本気で変わろうとします。

どんな困難なチャレンジにも向き合い、乗り越えようとします。

その理由はただたら「過去に戻りたくない」からではないでしょうか。

 

私たちは常に成長し続けます。

これは魂の目的なので、仕方ありません。

 

そして成長の臨界点に達した時に、初めて絶望できる訳です。

そして、その絶望が自分の新たな成長の原動力となり、次のステージ(次の臨界点)にに向けての新たな始まりを経験できるのです。

 

ここまで頑張ったのに、ここまで努力したのに・・・

なぜこんな絶望を味わうんだろう、と本当に生きていること自体を後悔したくなる時があります。

が、その絶望こそが今の自分から新しい自分への変化の原動力になるんです。

 

*     *

 

今の現状を変えたい。

ちゃんと限界も絶望も感じている。

でもやる気がない、という方もいるでしょう。

 

とは言ったところで、今のご自身が起こせる成長の臨界点まで到達していないのは確かなので

精一杯、努力して自分自身を臨界点まで、成長させていくしかないでしょう。

ベストなのは自分の直感、感覚、衝動に素直になってやってみることだと思います。

 

自分の直感、感覚に従っていけば(直感、感覚に従ったという前提で)いつの日(直感や感覚に従い始めて5年後か10年後か)衝動的な思いが沸き上がります。

 

ここで言う衝動的とは、内側から沸き上がる衝動です。

・ここで感じた衝動を実行、実践した未来は想像つきません。何が起こるか全く想像できません。

・怖い、無理、出来ないよりも「やりたい」が勝る状態です。

・ここでの衝動は抵抗し難い感覚です。

・これをワクワク、感動と表現される方もいます。

 

その時に、どれだけのリスクがあっても、恐怖心があっても、不可能しかなくても

その衝動的感覚や直感に従って行動してみる。

これが、人が自ら起こせる努力の最高レベルだと思います。

そうやって自分の感覚に最大限従う事で、臨界点も近づいてきます。

 

ぼけーっとしていても、臨界点は勝手にやってきません。

自分に出来る精一杯の努力した人だけが経験できるのも臨界点であり、絶望です。