絶望が魂の願いに関係する、その理由
ライフ・チューニング「Becoming myself(本来の自分を取り戻す)」過程の総称です。
ライフ・チューニングを行う過程の中で、自分の魂が持つ「不幸の原因(願いが叶わない原因)を完全に終わらせ生まれ直し、生き直を行います。
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私たちの魂は、人間として生まれ、重力のある地球にて、いろいろな感情的経験をします。
時には耐えがたい身体的苦痛を感じたり
強烈な怒り、憎しみを抱えたまま死んだり
愛する人を失う絶望を感じたり
人に裏切られ誰のことも信じられなくなったり
罪を犯し、深い罪悪感に苛まれることもあったり
などなど
もちろん、喜びや幸せ、充足感も感じることもありますが
魂が持つ「成長したい」という性質上
魂はこれらのマイナスの感情を引き出す事象を、しっかりと潜在意識に記憶させ
「もう、二度とあんな思いをしないように」と自己防衛手段を講じます。
それが「思い込み」という観念です。
そしてこの観念を持った瞬間に「他人軸」で生きることとなり
本来の自分から確実に離れてしまいます。
※あえて他人軸という比較対象を自分に持つことで、自分の魂の願いを際立たせるのです。
思いこみを刻み込んだ魂は、いつ、どこで誰に生まれ変わろうとも
似たようなシチュエーションで、思い込みを思い出し、それ以上身動きを取らないようにします。
※思いこみを深く深く経験する事、自分を縛り付ける事によって、自分の魂の願いをより際立たせるためです。
例えば、
「愛する人を護りたい」という願いを持つ魂が
過去世で愛する人を守れなかったばっかりに、その人を殺されてしまったとしましょう。
その時、その人は深く深く傷つき、自分の不甲斐なさを嘆き、自分を罰するようになったとしましょう。
そして、その魂はそんな思いを二度としないため、二度と愛する人が殺されないため(愛する人を守るため)
「自分は誰のことも愛してはならない」という思い込みを自分に植え付け
愛する、と言う行為から遠ざかろうとします。
魂は誰かを深く愛し、その人を護りたいと願うのに、思い込み(他人軸)はそれをしてはならない、それをしない事こそが、大切な人を守ることなんだと、自分に言い聞かせる。
それがどれだけ深い悲しみを伴うか・・・
魂が持つ願いとは真逆な思いこみを自分に課すことで、そこに合えて苦しみ、絶望を経験させ
無理やりにでも集中的に意識を向けるわけですね。
なので、苦しみや絶望を経験した事こそ魂の願いを反映するわけです。
そして、その思い込みは昇華(その過去世を再体験して、学び、終わらせ、魂の願いをその人が知るまで)るまで、その人が何度生まれ変わろうと、その人の人生に影響し続けます。
思いこみは思っている以上に私たちの人生に影響します。
例えば、先ほどの例にだした「自分は誰のことも愛してはならない」という思い込みを持つ人は
自分自身が捨て子を経験したり
親から虐待を受け続けたり
絶対に手の届かない相手(芸能人や有名人、もしくは二次元アイドル)を恋愛対象として見たり
恋愛相手は常に既婚者ばかりだったり
恋心を持つ相手を強烈に避けたくなったり
相手とデートする前に体調を崩したり
相手との結婚が決まったら難治性の病気を発症させたり
という事を思い込みが引き寄せてしまうのです。
「自分は誰のことも愛してはならない」ことを実行するためになら、なんでもする。
それが思い込みの怖いところ。
そして、それだけ強力な思いこみだからこそ、向き合うにもこちらの本気度は相当試されます。
なので、この人の場合、幸せな恋愛をしたり、温かい家庭を経験するには
過去世まで立ち戻り、そこにあるあらゆる感情を味わい尽くし、
そこから、自分で自分に課した思い込みに気づき
また、その思い込みと共にあるあらゆる感情を味わい尽くし
過去の自分に寄り添い・・・
そうやって徐々に、そこから学び、終わらせること
その結果
「自分は誰のことも愛してはならない」から「自分は誰かを愛してもいい」という自分に生まれ変わる。
人生の選択肢が別のものになる。
だから、人生がひっくり返る。
よく、巷で言うブロック外しとは、「思い込み」を他者によって外すこと
もしくは何らかのメソッドを使って、外す事、を目的としています。
しかし「思い込みから学び、自ら魂の願いを知る」という過程がそこには含まれないため、根本解決にはならない(また、同じ状況を経験する)のです。
そんなこんなで、魂の願いは思い込みと深く関係しています。
なので、思い込みが引き起こす事象から掘り下げていくことが、大切なのです。
ただ、今世、この思い込みを終わらせる必要があるか、ないか?はその人の魂の設定によります。
なので、無理やりこの過程に入る必要はありません。
今世、ここに向き合う設定をされている方は、否応なしにこの過程に入ることになるので
そこは流れに身を任せてください。