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助け合いから生まれる調和、その世界のために。

マイナス感情を吐き出せない、その理由

前にも書いたかもしれませんが、改めて。

 

物事は全てマイナスから始まります。

マイナスから始まり、マイナスを受け入れることでその反対にあるプラスを受け取れる。

 なのでマイナスの質量が大きいほど、その反対にあるプラスの質量も高い。

 

お金を払うから欲しい商品が得られる

お金を払うから欲しい情報、知識が得られる

リスクを取る覚悟が決まるから物事は動く

要らないものを捨てるから、新しい何かを得られる(断捨離はこれを利用していますよね)

 

私達は実はこのマイナススタートの法則を当たり前として受け入れ、活用しています。

なので、自分の本心や魂の願いというプラスを得るためには、マイナス感情を吐き出しつくすということが必要になります。

しかし、このマイナス感情を吐き出す段階になって、ピタリと感情が止まったり、良い人ぶったりする人がグッと増えるのです。

 

その理由は「マイナス感情を吐き出しきった先にいる自分が、今の自分が理想とする自分じゃない可能性がある」からです。

 

マイナス感情を吐き出しきった先にいる自分は、自分にとって天職だと思っているこの仕事を拒否しているかもしれない

今の安定していて、穏やかなこの生活を毛嫌いしているかもしれない

運命の人だと思っているこの人の事を、実は一ミリも好きじゃないかもしれない

結構、いい人だと思っている自分が実は強烈に腹黒いかもしれない

本心は一人の異性を愛し続ける気なんて無く、色んな人と自由に関係を結びたいと思っているかもしれない

 

でも、その本当の自分はきっと世間から後ろ指を指される。

社会から抹殺されるかもしれない

生きる場所を奪われるかもしれない

存在すら許してもらえなかもしれない

だから、本心に近づく行為である、マイナス感情を吐き出すのが怖いのです。

※上記の経験は過去世のどこかで経験しているために、その恐怖は強烈です。

 

マイナス感情を出す、というのは簡単なようで実はとても難しいものなのです。

人によっては1割程度で残りの9割を「無い」として見ることすらしない人も居ますし

8割は出せても残りの2割に対しては目をつぶる人もいます。

 

そしてマイナス感情をある程度出せるほどに、核心の部分である本心に目を向けられなくもなります。

正直、8割9割程度のマイナス感情を出したくらいでは、人生にそこまでの影響はありません。

「ああ、私って意外と腹黒い」その程度です。

しかし、マイナス感情の残りが減るほどにマイナス感情の質量は増す、という厄介な性質もあるため

この1割未満のマイナス感情に気づくことで、人生をひっくり返す可能性が急激に上がる。

なので、8割9割のマイナス感情の吐き出しで「満足したい」という思いが生まれるのでしょう。

 

この時、どうすれば?という質問も受けますが「それでも本心を知りたい」と思えるか

そして「本心を知ったら、それに従う覚悟があるか」どうかです。

今の自分の全てをひっくり返すかもしれない・・・それでも知る覚悟があるか、どうか。

リアルなところでも本心は自分にとっての真実になるため、真実を知ることで人生が大きく変化することは良くあります。

 

なので、正直「別に今の自分の生活で困っていない」とか「今の生活で満足している」ならばそれ以上のマイナス感情を出す必要はないと思います。

 

魂の願いの実現をせねばならない、わけではありません。

実現したい人が実現させればいいし

自分が思う人生を生きることも、魂の成長においては必要だったりします。

正解も不正解もありません、だからこそ「どうしたいか」はご自身で決めてください。