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助け合いから生まれる調和、その世界のために。

自分から逃げない

感情の感じ切り、言語化がうまくいくコツはたった一つ。

「感情を感じている自分から逃げない」です。

 

え、そんだけ?って思われるかもしれませんが

どんな感情を感じていても、その感情を感じている自分から逃げない

真っ向から向き合う、それがとても、とても大切です。

 

よく、その感情を感じる(その感情があることを認める)と、それが現実化しませんか?って質問を受けますが。

「その感情の存在を知りつつ無視して中途半端にすると、中途半端に残った感情を終わらせるために、その感情を実感する事象が起こる」のが答えです。

感情は「そこにある学びを自ら学びきれは、終る」ものです。

 

たとえば、強烈な恐怖を感じていたとしても、その恐怖をしっかり味わい、その恐怖の根っこにある何か(大切な人を失いたくない、とか大切な何かを守り切れない、とか)

を見つけて、本心に気づく(大切な人と一緒に居る、大切なものを守り続ける、とか)ことで、そこにある恐怖は終ります。

 

でも、恐怖を感じたけど、見ないフリとか、無かった事とか、都合よく解釈してしまうと恐怖から引き出された学びがそのまま残ってしまいます。

でも、潜在意識(自分自身)としてはその恐怖から学びきり、すべてを終えたいので、恐怖を味わうような事象を引きおこして「学びを終わらせよう」とするのです。

なので、どんな感情でも出てきたものは受け止めて、そこにある感情の全てを受け止め、言語化をして、学びきる事が大切なのです。

 

*     *

 

自分の感情の言語化を続けていくと、いろいろな感情が昇華されるので

自分の深いところにある恐怖、寂しい、孤独、無価値感・・・などのマイナスの感情たちは、どんどん純化していきます。

今までは恐怖心に余計な不純物に当たるような感情がくっついていたので、マイルドな恐怖心でしたが

言語化をしていくことによって、不純物は昇華され、その感情は純粋なものに変化します。

 

そして、いつの日か純化された恐怖心や寂しさ、孤独感などをのまま感じることになるのですが

 

クリアな恐怖心や寂しさを経験することになるため、それはかなり厳しいというか、ハードルが高いものとなります。

そして、その感情そのものに強烈さを感じてしまい、たじろいでしまうのです。

 

 

純粋な恐怖心や寂しさを感じるのはかなり勇気がいりますし

それらの感情に呑み込まれそうにもなります。

 

でも、その感情が出てきたということは「学びきるタイミング」だからです。

その感情は受け止められるし、終わらせられるから出てきたのです。

「自分のキャパを越えないか?」と不安になる方が居ますが、自分のキャパを超える事は絶対にないので、安心して向き合って大丈夫です。

 

自分に扱えるレベルの感情しか絶対に出てきません。

自分の内面から出てきた感情によって、死を選択するような事は起こりえません。

(ギリギリのラインを攻めてはきますが)

 

だからこそ、自分の内側から出てきた感情から逃げずに、向き合ってください。

それが何よりもの近道です。