一人一人の役割（私の気づき・恥の話）

高速を運転していると、時折、中身が入ったままのペットボトルを目にすることがあり

どういう経緯でこんなところにあるんだろう？

誰がこんなことをしたわけ！？と、腹立たしい思いをして

海、川、山だけではなく道端にポイ捨てするのも、なぜなのか？どういう人間性なのか？さっぱり理解できませんでした。

そして、そういうことをする人は「成長が足りないんだ」と軽蔑している私が居ました。

が、先日ある方から

「先日、１０万円を盗まれたんだけど、過去世での（自分が誰かのお金を盗んだ）カルマを昇華させてもらったんだ、と思った」

「いや～～最初は本当に腹が立ったけど。でも後で考えてみたら、そうやって自分のカルマを清算させてもらえたって思ったら、良かったぁって思って」

と、いう話をしてもらい「ちょっと待って、どういうこと！？」と。

確かに因果応報なわけですから、自分の魂がしたことは、良いも悪いもどこかで跳ね返ってきます。

例えば、６００年前に自分が友人を騙してお金を盗ったから、

今世、友人に自分が騙されてお金を盗られた、という事が起こるわけです。

目の前で起こることは、過去の自分が起こした何かのカルマの清算のために起きているかもしれない訳です。

あーやっちゃいました。

頭でわかっていたけど、説明は出来るけど、全然腑に落ちてない系の学びでした。

本当に腑に落ちていれば、ポイ捨てする人を軽蔑することなんて無かった。

彼らが持つ役割から気づけることに感謝できていた。

ほんと、こういう所で自分の未熟さ、浅ましさ、傲慢さがバレる。

悪いことをする人が居る

でも、その悪い事を通じて何か学べる人がいたり、気づける人がいる

中にはその人のように「過去の自分が積んだカルマを清算させてもらった」と感謝する人もいるし

大きな犯罪によって、社会の仕組みが好転することもあります。

自然界にごみを捨てる人がいる。

でも、そのゴミを拾うことで、自分の過去のカルマを昇華したり

もしくは今世の徳を積む人もいる。

確か人としてポイ捨てなどは「ダメ」で「悪」

でも、そのダメで悪によって何かを得る人がいる。

ゴミをポイ捨てし、悪を体現するのも一つの役割

その悪を回収し、昇華するのも一つの役割

お互いが存在するから、循環がある。

私たちに出来ることは、自分に与えられた役割に取り組むだけ

そして相手の役割を、自分の価値観でジャッジする必要はないんだな、と。

そんな事を考えながら、私の中で「人は成長しなければならない」という固定観念があることに気づきました。

魂の願いの実現をしなければならない

そのために成長しなければならない

そのために最大限の努力をする必要がある。

でも、世の中を見渡せば

「え～そんな（魂の願いの実現）事より、今を楽しみたい」

「今が楽しければいいじゃん～」

「適当でいいんだよ～」

という人がいっぱい居ます。

そして、私はそういう考えは間違っている、道理に反しているとして

時には腹立たしい気持ちで一杯になることもありました。

そして上から目線で、少しでも彼らが気づいてくれたら、

少しでも彼らの学びになれば、と思っていて

でも、今となるとどんだけ傲慢なんだよ！！と。

自分の価値観を相手に押し付け、相手に敬意を払っていない。

彼らが担っている役割を一方的な私の価値観で否定している。

まさに自己中心的な視点。

そして、完全な他人軸。

もう、恥ですよ・・・恥。

でも、気づけて良かったな・・・と思ってもいます。

今回の学びで、改めて自分に与えられた役割にだけ集中していればいいんだな、と思いました。

そして相手が持つ役割を否定する必要も、修正する必要もないわけです。

でも、だからこそ同じ役割を担った人のサポートしか出来ないな、という事も思いました。

魂の願いの実現をしたい

そのために成長したい

そのために最大限の努力をしたい

と思われる方のサポート。

ここに自分自身も仕事も集中していればいいんだ、と深く思いました。

生きている限り学びですね、本当に・・・。

謙虚さを忘れない、と言いながらこうやって忘れる自分の恥ずかしさを忘れずにこれからも努力していきます。