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助け合いから生まれる調和、その世界のために。

私たちが感じている感情とともにある「感覚」に注目する

ライフ・チューニング(感情の感じ切り)の話です。

 

例えば、

聞きたくない言葉を聞いた時

苦手な人と出会った時

思わぬ出来事に遭遇した時

大切な何かを失った時・・・などに

 

怖い、嫌、悲しい、寂しい、苦しい・・・などの言葉が頭の中に浮かび

その頭の中に浮かんだ感情を表す言葉を「感情」と理解しています。

 

が、注目すべき、その言葉としての感情ではなく、その言葉と共にある「感覚(体感、体験)」です。

なので「感情=頭の中に浮かんだ言葉」と決めつけてしまうと、本当の意味での言語化は進みません。

 

※ライフ・チューニングでは

感情=悲しい、怖い、不安などの言葉

体験=感情と共にある感覚

としていて、そこがとても大切です。

 

ご自身がなんらかの不安や怖い悲しいなどの言葉が頭の中に浮かぶとき

何等かの体感があるはずです。

背中が寒くなる、筋肉が強張る、肩が重い、お腹の奥が熱い、胸の奥が冷たくなる・・・など

 

大切なのは、その感覚に意識を向ける事

この感覚を見過ごさないこと

そして、その感覚に合う言葉を見つけていく作業が「ライフ・チューニング」です。

 

どうして、その言葉と共にある感覚に注目するのか?

それは、私たちが感じる感情(悲しいなど)の発生元は「魂の反応」だからです。

 

私達の肉体は魂と共に存在しますが、魂は物質化されておらず

目には見えない、確認できないエネルギー体そのものです。

なので、生きていても、意識しないと感じ取れないのが、魂です。

 

そして、体感は魂の反応、魂のエネルギーそのもの。

体感は、魂の反応でありメッセージです。

 

なので、魂の存在を感じるには、魂の声を知るには、その魂の反応として起きている感覚に意識を向ける必要があるのです。

 

しかし、私達の思考は目の前で起きたこと、経験したことを「過去の知識」を元に「この状況は~~であろう」と決めつけてしまい

感じている体感、感覚を経験値から見つけた言葉に当てはめてしまい

これが感情だ、で終ってしまう。

 

例えば『火垂るの墓』を読んだり、見た時に

「戦争の話、小さい子が死んでしまう」という理解した状況を

自分の過去の経験値、や知識に照らし合わせ「これは悲しい(であろう、はず)」と判断します。

でも、そのストーリーを経験した時に、それぞれの内側では魂の反応が起きています。

そして、その反応こそが私たちが注目するべき事なのです。

 

しかし、その体感エネルギーなので、人間の頭で理解しようと思ってもできない。

なので、体感に合う言葉は何か?どれが近いか?と試しながらそこにあるエネルギーを言葉に置き換え、人間は理解するしか方法がないのです。

 

ライフ・チューニングをただ行うだけではなく「体感、感覚」にしっかり意識を向けること。

そして、その意識に近い言葉を見つけつることを大切にしてください。

これがライフ・チューニングの第一歩であり、根幹です。