Lokahi-a-kulike 

助け合いから生まれる調和、その世界のために。

感情に良いも悪いも無い

 よく「プラスの感情」「マイナスの感情」と言いますし

どこかプラスの感情は良いもの、マイナスの感情は悪いもの、とする方が多いですよね。

 

が、感情に良いも悪いも一切ありません。

その理由は・・・

 

感情は魂の声をそのまま表現しています。

そして魂は宇宙に属するもの

宇宙には善悪は無くそこには「愛しかない」

なので、感情は宇宙の愛を表現しているだけに過ぎないからです。

 

そして、当然ですが私たちが住んでいる地球は二元性の下、成り立っていて

闇があるから光の存在を知ることができる

相手がいるから自分を知る事が出来るわけです

悪や恐怖、不安があるから発展できる。

 

プラスの感情は、行くべき方向を

マイナスの感情は自分の魂の自由を奪う思い込み

これらを示しているだけに過ぎません。

なので、両方の感情が魂の成長にとってとても重要なことは、伝わると思います。

 

でも、人はなぜかプラスの感情が示す方向にのみ興味を示し、そこに行けばすべてが解決するって思ってしまう人が多いですが

どれだけそこに努力を重ねても「うまくいかない」と実感された方も多いと思います。

 

その理由はマイナスの感情に向き合っていないため、魂は思い込みに縛られたままだからです。

表面だけなんとかしても、魂が思い込みによって縛り付けられていたら、そりゃうまくいかないのは当然ですよね。

 

なのでマイナスの感情をしっかり向き合う事で、やっと魂は自由となり

本当の意味で、プラスの感情が指し示す方向に進めるのです。

 

マイナスの感情に向き合わずにプラスの感情だけ追いかける人は、魂を思い込みによって縛り付け、その場に置き去りにしたまま

身体(思考)だけ別の場所に行こうとする行為です。

 

なので、それをしていくと、魂と肉体はバラバラになるため、直感が働かなくなり

(魂からのメッセージを受け取る肉体が同じ場所に無い)

思考でしか物事を見ることができない状態になってしまいます。

そして、頭で考えた事、エゴの欲求に応えることが喜びだ、これが使命だと勘違いして

生まれて来た目的を果たせないままとなるのです。(これ、やってる人、かなり多いですよ)

 

また、感情のエネルギーにも陰陽があり、その表現がプラスの感情、マイナスの感情となっているに過ぎません。

 

感情は愛に基づく存在なので、ひとつの感情のエネルギーは愛の一側面を表現しています。

「悲しい」があるから「嬉しい」が存在し、悲しいと嬉しいを統合すると人生の喜びという愛のエネルギーになる、という感じです。

 

一例だと分かりにくいと思うので、別の例を(あくまでも私の経験上の解釈です)

不安↔安心→(を、統合すると)身体的安心(を得られる)

不信感↔信頼→他者との心の繋がり

後悔↔覚悟→人生の発展

という形で、マイナスとプラスが一緒になることで得られる愛の形は様々です。

 

なので嬉しいだけに意識を向けるということは、悲しいに蓋をする(無視する事)事になるため

いつまでも人生の喜びという愛のエネルギーは生まれないままとなる。

 

その結果、常にに喜びに対する欠乏感を持ってしまい、

それを解決したくて誰かに満たしてもらおう、与えてもらおうという思考回路になり、他人に求めますが

思い通りに相手が動かない、やってくれないとなると、それが様々な問題を生み出すのです。

 

この状況を解決するには自分が持つマイナスの感情にしっかりと向き合い(言語化

自分が持つ思い込みを自分の言葉で言語化することが必要となります。

これは、他人にが立ち入ることは出来ない領域となるため、自分が自分のために努力するしか解決策はありません。

 

感情を良い、悪いという視点で捉えることで、思っている以上に様々な部分に影響するのです。

でも、感情に良いも悪いも無いという事を受け入れ、マイナスの感情にしっかり向き合うことで解決できることも多いのです。