Lokahi-a-kulike 

助け合いから生まれる調和、その世界のために。

三歩進んで二歩下がる

人の成長って「三歩進んで二歩下がる」の延々の繰り返しなんだと思います。

 

どうしても私たちは一歩前に進んだら、次の一歩も前進だ、と思ってしまいますが

進んだら進んだ分だけ「確認作業」が入ります。

学校で言うところの定期テストみたいなものでしょうか。

どこが分かっていないのか、どこか間違っていないか?を確認され

そこを受け取り、また学び直し、新たな一歩を踏み出していく。

 

そうやって進んだり、下がったりを繰り返すことで、気づいたら数年前よりも去年よりも前に進んでた!って感じです。

 

人の成長に実感は伴わうことはありません。

「あ~~成長したなぁ」とか「もうこんなに前に進んだ」って思っている間の内面の成長はありません。

ただ、知識が増えたことで脳みそが成長した段階です。

小学生が九九を全部覚えて達成感を感じている、そんな感じ。

そこから体験をして、学び、理解して、確認作業がきて

理解していなかった部分を見直して、学びなおして・・・

 

九九だって、実際にいろんな場面で使ったり

割り算を習うようになってから、掛け算と割り算の関係性を知り

そこが分かることで、より高度な数学も理解できる。

 

そしていつかのタイミングで「振り返った時」に「あ、前よりも進んでたんだなぁ」と感じるって程度です。

人の成長に実感は伴わないものなのです。

 

クライアントさんも最初は「〇〇なんて無理です、出来ません」と言ってて

そして、そこにある感情に何度も何度も向き合って

でも、次第に「そういう時って私が抵抗してる時なんですよね」と自分のパターンに気づき

また、そこで出てきた感情に何度も何度も向き合って・・・

 

ってことを繰り返していくと、いつの日か

「○○を私は必ずするんですけど」のように言葉や意識が変わって「た」

 

そんな流れです。