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助け合いから生まれる調和、その世界のために。

自分は自分を生きるだけ

昨日「和のお手当講座」を受けてきました。

1日の中に色んな要素がギュッとつまっていて、本当に濃い時間でした。

 

ただ相手に触れて呼吸を整える。

施術者は自分の呼吸に集中し、呼吸の質を高めていく

手技はそれだけ、と言えばそれだけです。

 

そしてこちらがリラックスすればするほど、相手の方もリラックスしていく。

すると、相手の方の身体はどんどん緩み、緩んだことで自己治癒力が向上し、アンバランスになった肉体の調整を始める。

 

私がお世話になっている野口整体の先生は、頭蓋仙骨療法を「二人で一緒に行う瞑想法」とおしゃっていましたが

今回、講座を受けて先生がおしゃっている意味が少しわかった気がしました。

 

揉んで伸ばして曲げて、が当たり前の手技が多い中で

色んな物を省いて、省いて、省いてシンプル極まりない形になった「お手当」

そして、そのシンプルなお手当だからこそ起こる「身体の緩み」そして緩むからこそ得られる健康があるんだな、と。

 

私達は常に緊張状態にあり、その緊張状態は体に歪みを作り、その歪みが内臓にも影響しまう。

様々な病気の原因がストレスになるのは、緊張状態からの歪みが内臓に影響するからでしょう。

だからこそ、不健康な肉体の原因となる緊張をほぐすため、リラックスを目的とした安眠グッズにヒーリングミュージックなどが注目されるんだと思います。

 

昨日の手技の一つに太ももを合わせて座るだけ、のものがありました。

やっていることはただそれだけ。

受けてみると、とても安心感があり「この人がいるから緩んでも大丈夫」という絶対的な信頼感のようなものまで感じるほどでした。

手技を受けながら、半分寝ているような夢を見ているような状況の時

金八先生が「人という字は~!」と言ってる様子が目に浮かび「金八先生が言ってたことは本当だなぁ」「人は一人では生きられないんだ」と妙に感慨深くもなりました。

 

「人は幸せにしかなれない」という言葉がありますね。

宇宙は一人一人を絶対的に幸せにするために動いている、だからどれだけ逆らっても人は幸せにしかなれないんだ、と。

 

そして、先日は手術で内臓を外に出して、戻すと「各臓器は定位置に戻っていく」という話を聞きました。

 

ある方からは、自然の摂理に従うことで、山や自然は最善の状態に整うこと。

本来の自然は人の手を必要と居ない事、を教えていただきました。

 

昨日の講座は改めてその人が持つ自己治癒力を信じて生かすことの重要性を知りました。

 

結局、私達は何かを変えたり、何かになろうとする必要なんてないんだな。と

もちろん、他人を変えようとしたりする必要もない。

あるがままの自分に戻ることで、調和が生まれ、あとは勝手に物事が進んでいく。

そひて調和から生まれた何かに従い、そこで出来る事を最大限にすればいいだけなんだ、と。

 

ありのままに戻る。

そしてそのために「他者」が必要だってこと。

なんだか、色んな事をお手当という視点から学ばせていただきました。

 

人と人が集い場のエネルギーを生み出し共有する

やはり、リモートでは得られない「何か」がそこにありますね。