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助け合いから生まれる調和、その世界のために。

眼鏡を外す?

2020年の流れもあり、あちこちで「古い眼鏡を外せばいい」というアドバイスがありますね。

いわゆる、傷ついた自分やトラウマ、当たり前、普通などの与えられた価値観

で出来た眼鏡を通じて世界を見るのを止めよう

そんな眼鏡を外したら世界は変わるよ!!っての、ですよね。

 

が、ですよ。

そもそも、傷ついた自分やトラウマ、与えられた価値観によって出来た眼鏡のレンズはかなり分厚いわけです。

かなり分厚いレンズの眼鏡だからこそ、その眼鏡を通じてみていた世界は独特なものだったりします。

 

だからこそ、それをすぐに外して外を見れば、当然、ひずみが生まれます。

視野の広がりに戸惑うこともあるでしょう

急に今まで見えなかったものが見えて、ビックリするかもしれません

 

そもそも、前の眼鏡は魂にとって不都合だったとしても

人間としての私にとっては、とても、とても必要なものだったわけですし。

 

なので、その眼鏡を通じて現実を見ながら、自分の本心に気づき、思い込みに気づきということする

すると、一枚レンズが薄くなる。

そうやって、徐々に徐々にレンズを薄くしていくのです。

 

また、レンズの厚みと今の自分とのすり合わせをしながら、一番安全な形で眼鏡が必要じゃない私になるまで続けるだけ。

 

眼鏡を外せばいい

確かに正解なのでしょう。

でも、そもそも自分がどんな眼鏡をかけているのかすら分かっていない人が多いのが現状でしょう。

 

眼鏡はただ外すんじゃない、眼鏡の存在を自覚した上で、自分自身でレンズを薄くしていく事

眼鏡が必要じゃない私になること、が大切なのです。